青天を衝け!!
今年もこのブログでは、大河ドラマについて解説も交えて、感想等を書かせて頂きました!
そんな今年の大河ドラマブログも今回が最後となります。
主人公は、現代の日本には欠かせない偉人「渋沢栄一」。
この方がいなければ、今のような現代社会は訪れる事はなかったでしょう
それほどの実力者であります!
そんな日本国民の恩人が果たした数々の偉業を今作は描いております。
慶喜公との長くて深い絆が彼の人生を常に左右しました。
この大河ドラマ、「青天を衝け」でももう1人の主人公として描かれています。
このドラマの始まりでも、2人の生い立ちが描かれています。
そして、今回珍しい描写と話題になったのが
薩長側を敵分として描いていた事
今回は常に、幕府側を善人として描いていました。
まるで、薩長側は加害者のようでした
実際もそうなのですがw
この作品ではどうしても、栄一が仕えていた一橋家側の目線から描かれているので
やはり薩長側が悪として描かれてしまうんです。
でも栄一が新政府に仕官した時は、しっかり新政府側と幕府側を対等に描かれていました。
やはり、栄一自身の立場によって、目線も変わってました。
そこも面白いところでした。
そして、後半ではしっかりと対等な解説がなされていました。
そして、毎度の徳川家康公の解説はとても分かりやすかったです。
今作で徳川家康役は2回目でした。
前作では「江~姫たちの戦国~」で主人公の義父としての立場での家康役を演じられていました。
当時の家康役では、視聴者から大きな反響を生んだそうです。
それがあってか、2度目の同人物での起用となりました。
今回も、とても重要な毎度のオープニングでの語り人としての家康役を演じていました。
本当に面白かったです。
それに、自分も前作を見てたのですが
北大路さんの家康公はなんか優しげな感じがするんですよ
これまでの俳優さんが演じてきた家康公といえば、たぬきでありながらも大きな威圧感があるのが特徴的でした。
でも、北大路さんは何かが違う、誰もが親しみやすい優しい家康公でした。
そこが人気になったきっかけなのではないかなぁと思います。
そして、再起用といえば
ディーンフジオカさん演じる五代友厚です。
ディーンフジオカさんといえば、6年前の朝ドラ「あさが来た」でイケメンの五代友厚役で大ブレイクしました。
それもあってか、当時は五代友厚の出身地である鹿児島が再び賑わいました。
ちなみに当時の朝ドラである「あさが来た」は、自分が幼少期から憧れてる先生が時代考証を務めています。
大河ドラマでは定番でしたが、朝ドラは本作が初です。しかも、異例の鹿児島以外の近代史の内容を担当しています。
話は戻りますがやはり、五代友厚といえばディーンフジオカさんという印象があるそうで
今回の青天を衝けでも、ディーンフジオカさんさんが2度目の五代友厚としての起用となりました。
毎回見てると、前作から思ってましたが
ディーンフジオカさんの鹿児島弁がかっこいいし、上手いんですよ。
しっかり鹿児島訛りになってますし、それをダンディに乗っけてるというのが印象的でした。
是非とも、次の五代友厚役もディーンフジオカさんに演じて欲しいです。
もう固定キャストでいいと思います。
おそらく、他の俳優さんが五代友厚さんを演じると余程じゃない限り、クレームが殺到すると思います。
それほど素晴らしい演技でした。
何より、今春の記事でも書きましたように朝ドラ「あさが来た」の脚本を手掛けた大森美香先生が今作である「青天を衝け」を描いてまして
再び、前作と共に大きな注目がされてました。
「あさが来た」といえば、平成朝ドラの最高傑作と言われた「あまちゃん」を超える今世紀最高の高視聴率を叩き上げた超名作です。
内容もかなり面白かったのを今でも覚えてます。
あの、「びっくりぽんや!」は、流行語大賞2015にもノミネートされました。
そんな 「超名作の朝ドラを手掛けたスタッフチームが遂に、大河ドラマを作る!!」
という事で、2年前に発表されたのが「青天を衝け」だったわけです。
それもあってか、初回放送では異例の高視聴率を記録
この作品から大河ドラマは久しぶりに、民放の視聴率を毎日超えたそうです。
まさに期待通りとなりました。
自分も初回から見てましたが、本当に面白かったです。
今までの大河ドラマでは見たことない異例の描写が多くありました。
あさが来たでも、珍しい描写で大反響を巻き起こしていました。
そんな今回の大河ドラマで欠かせないのは薩摩側の島津氏です。
今作では薩長側として薩摩も悪役となっていますが
それでも徳川家に嫁いだ「篤姫」の存在を忘れてはいけません。
それが大きな話題をよびました。
そんな今作でもちょこちょこと鹿児島弁を披露
篤姫という役ではあるので、徳川家に嫁いでいる時はしっかりと標準語で話さなければならないというのを鹿児島での修行中にしつけられている設定となります
が、今作では標準語を見せかけた鹿児島弁がちゃっかり混ざっています。
例えば、「まこて!?」や「~したとです。」というのも
鹿児島の方ならすぐさま聞いて分かったと思ってます。
それこそが、上白石萌音さんらしい鹿児島弁でした
今作のキャストで唯一の鹿児島出身の方だったので、大きな魅力となりました。
やはり、篤姫は薩摩おこじょがピッタリです。
そして、この方も忘れてはなりません!
「西郷隆盛」です。
この発表を見た時はびっくりしました。
演じたのは「博多華丸」さんです
これはキャスティングとしてピッタリだったと思います。
あの目の大きさと体型
あの体はおそらく、役作りですね
日頃の華丸さんは少し細身の印象があります。
鹿児島弁もさすがでしたね
そして、今作で最も話題沸騰となったのが
「岩崎弥太郎」
本人と瓜二つ並のそっくりさんでした。
中村芝翫さんといえば、歌舞伎界でもカメレオン的存在となっています。
合本と資本の戦いは、本当に面白かったです。
今作ではそれを覆すかのように、井伊直弼の裏側をピックアップしてたと思います。
あれは今までの大河ドラマでは見たことないシーンでした。
?
初めて、桜田門外の変で号泣しました。
井伊直弼の考えていた真実がこの作品で分かったかと思います。
今回で話題になった1人なのが、豊子演じる藤野涼子さんです。
藤野さんといえば、当時の映画アカデミー賞最優秀作品賞にもノミネートされた「ソロモンの偽証」で主演を務めた事で大きな話題となりました。
今作は、主人公の妹である渋沢豊子を演じました。
豊子は史実上で実在した方ですが、あまり記録が残ってなく
人物像を把握するにも、難しい役柄となりましたが、しっかりと役に入ってて、感動させられました。
そして、最後に紹介するキャストは今作で主人公となる2人
今回はダブル主演となります。
そこから今旬の大ヒット若手俳優として、映画やドラマで引っ張りだこです。
そんな中、抜擢された大河ドラマ
若手俳優としては珍しい主演での起用
大河ドラマといえば、スタッフとしても、キャストとしても狭き門として有名
主演になるのも相当なキャリアがなければ、抜擢されないのです。
そんな狭き門を一気にくぐり抜けた吉沢亮さん。
これからの大物としての活躍が楽しみです。
そして、もうひとつの大きな話題となったのが草彅剛さん。
草彅剛さんといえば、今年の日本アカデミー賞で最優秀男優賞及び作品賞という異例なるダブルVを獲得した事で再び人気を集めました。
色々な苦難な道を歩んできたからこそ、獲得できた栄冠だったと思います。
そこからの俳優としての草彅剛さんが芽生えた作品だったと思います。
ちなみに、草彅剛さんも大河ドラマ出演は数十年ぶりとなり、もちろん初主演となります。
草彅剛さんが演じた徳川慶喜も新鮮でした。
今までよりかっこいい印象でした、